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脳神経科 neurology

変性性脊髄症(DM)

変性性脊髄症(Degenerative Myelopathy:DM)

 

変性性脊髄症とは:

脊髄の病気で、痛みを伴わずにゆっくり進行する難治性の病気です。

後肢の麻痺から始まり、時間をかけて徐々に前肢、呼吸筋の麻痺へと進行します。

現時点では、不明な点も多いですが、遺伝子変異が原因と考えられています。遺伝子変異はスーパーオキシドジスターゼ1(SOD1)というタンパク質を作る遺伝子の変異が知られています。

SOD1遺伝子変異はヒトでは家族性筋萎縮性側索硬化症(ALS)という遺伝病を引き起こし難病に指定されています。ALS同様に変性性脊髄症もわかっていないことも未だに多い病気です。

ジャーマンシェパードやウェルシュコーギーでの発症が多いです。

 

症状:

10歳前後から、はじめは後ろ足のふらつきや、足をすって歩くことが認められます。その後、後ろ足が徐々に動かせなくなります。進行すると前足も動かせなくなったり、また排泄が自分でできなくなったりして、最終的に呼吸がしにくくなっていきます。2〜4年ぐらいかけて徐々に進んでいくことが多いです。

 

診断:

特異的な生前診断法は確立されていません。しかし、犬種や年齢、臨床経過、神経学的検査などから変性性脊髄症が疑われる場合には、CT検査やMRI検査などの精密検査を行い、その他の病気(椎間板ヘルニアなど)がないことを確認して臨床的診断を下します。SOD1遺伝子の変異の有無を調べることも診断の補助になります。

 

治療:

現在、変性性脊髄症の治療法は確立されておりません。しかし、理学療法にて病気の進行を遅らせることがわかってきています。

そのため、積極的に運動をさせることが勧められています、また、サプリメント、足の保護や車いすなど生活の質を維持させる治療法もあります。

 

注意:

ウェルシュコーギーは椎間板ヘルニアの発生も多く、症状も似ているため、椎間板ヘルニアと間違われることが多いため、診断は慎重に行う必要があります。椎間板ヘルニアは積極的な運動をするとより悪化してしまうため、変性性脊髄症と治療法が大きく異なるために、正確な診断がわかった上での正確な治療が重要になってきます。

 

 

色々治療を工夫してあげることができるため、詳しいことは当院までお尋ねください。

 

滋賀県近江八幡市 森動物病院

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